成田の葬儀社が解説！葬儀と通夜の違いを徹底解説
1. 葬儀と通夜の基本的な違いとは？
葬儀と通夜は、どちらも故人を弔うための大切な儀式ですが、その目的や意味は異なります。一般的に、葬儀は通常のお葬式において2日目に執り行われ、宗教的な儀式を通じて故人を正式に送り出すお別れ場となります。通夜はその前夜祭みたいなもので1日目に行われ親族や親しい友人が集まり、夜を通して故人との別れを惜しむ場とされています。
通夜とは？
通夜の目的は、「故人が亡くなってすぐに寂しくないように」との思いから始まったとされています。かつては家族が夜通し線香を絶やさず、眠らずに故人を見守る「寝ずの番」という風習がありましたが、現在では1～2時間程度の通夜式が一般的になっています。
通夜では以下の流れで儀式が行われます：
1．僧侶による読経
2．焼香
3．弔辞・弔電の紹介
4．喪主の挨拶
5．通夜振る舞い（軽食）
通夜では、僧侶による読経と焼香がメインとなり、親族や知人が故人に最後の別れを惜しみます。
葬儀・告別式とは？
一方、葬儀・告別式は、故人を正式に送り出す宗教的な儀式で、通夜の翌日に行われることが多いです。葬儀は主に宗教的な儀式であり、告別式は故人と最後のお別れをするための場とされています。
一般的な流れは以下の通りです。
1．僧侶による読経
2．焼香
3．弔辞や弔電の紹介
4．喪主の挨拶
5．お別れの時間
6．出棺（火葬場へ移動）
葬儀の後に、火葬が行われ、収骨後に骨壷を持ち帰る流れとなります。
2. 通夜の流れと特徴
通夜は通常、夕方18時〜20時頃に執り行われ、喪主や親族、故人の友人・知人が集まります。通夜の時間は約1時間から1時間半程度が一般的です。
通夜の流れ
1．僧侶による読経
仏式の場合、僧侶が読経を行い、参列者が焼香を行います。キリスト教や神道の場合、献花や玉串奉呈が行われることもあります。
2．弔辞の紹介
故人の友人や会社関係者から送られた弔辞が読み上げられます。
3．喪主の挨拶
喪主が参列者への感謝を伝え、葬儀の案内を行います。
4．通夜振る舞い
通夜式の後、親族や親しい人々が軽食を囲みながら、故人を偲ぶ時間が設けられます。
通夜では、参列者は喪服（ダークスーツなど）を着用し、数珠を持参するのが基本です。香典は、一般的には5,000円〜1万円が相場となります。
3. 葬儀・告別式の流れと特徴
葬儀・告別式は通夜の翌日に行われることが一般的です。葬儀は宗教的な儀式であり、告別式は故人との最期のお別れを行う場となります。
葬儀・告別式の流れ
1．僧侶による読経・焼香
葬儀では、通夜と同様に僧侶による読経が行われ、参列者が焼香を行います。
2．弔辞・弔電の紹介
故人と親しかった人が弔辞を述べ、弔電が読み上げられます。
3．喪主の挨拶
喪主が参列者への感謝の言葉を述べ、故人を送り出します。
お別れの時間
お花や思い出の品をお棺にお手向けいただくお時間となります。
出棺・火葬
葬儀の後、故人を霊柩車に乗せて火葬場へ向かい、火葬が行われます。
収骨・精進落とし
火葬後、遺族が骨壷を受け取り、精進落とし（食事）を行うことが一般的です。
葬儀では正喪服・準喪服を着用するのがマナーです。男性の正喪服は紋付羽織袴かモーニングスーツ、女性の正喪服は黒紋付の着物かブラックフォーマルとされています。近年葬儀の小規模化やご家族、ご親族様のみでのお葬式などが増えているため、そのような葬儀では着用する服の制限はそこまで厳しくなくなってきています。
4. 成田での通夜と葬儀の特徴
地域によって葬儀の風習や傾向は変わってきます。家族葬のせいなんは1970年から成田の地域のみなさまのお葬式をお手伝いしておりますので、そのような風習・傾向に合わせたご提案をさせていただきます。
成田の葬儀の特徴
- 通夜振る舞いの簡略化
成田市では、最近では通夜振る舞いを簡略化するケースも増えています。特に家族葬では、通夜振る舞いを省略し、翌日の葬儀後に食事をするスタイルが一般的です。 - 火葬場の混雑状況
冬季やお正月など、ご葬儀のご依頼の数が多くなる時期は火葬場を希望の日程で予約することが難しくなります。火葬場の待ち日数は基本的にどの葬儀社にご依頼いただいても変わりませんので、この時期のご葬儀は待ち日数が長くなることを想定いただくことをおすすめします。
5. 喪主が知っておくべき注意点
葬儀を執り行う喪主には多くの役割があります。事前に準備を進め、スムーズに葬儀を進行することが大切です。
喪主の役割
1．葬儀社との打ち合わせ
事前に葬儀社と詳細な打ち合わせを行い、流れや費用を確認します。
2．参列者の対応
弔問客への対応や挨拶を行います。
3．費用の管理
葬儀には意外と多くの費用がかかるため、見積もりをしっかり確認し、追加料金に注意しましょう。
まとめ
葬儀と通夜は、それぞれ異なる役割を持つ大切な儀式です。通夜は故人との最後の夜を過ごす場であり、葬儀・告別式は正式に故人を送り出す儀式です。どちらも大切な儀式ですが故人様とご家族様の希望によって通夜式を省略した一日葬や、儀式を省いてお別れの時間に費やす火葬式などもございます。
いずれにせよ故人様とどのような最期のお時間を過ごしたいかを事前に考え、それに沿ったお葬式を実現できるよう葬儀社の事前相談をご利用いただくことがおすすめです。事前相談ではどのようなお葬式を行いたいかヒアリングをさせていただき、具体的な費用をお見積りいたします。故人様を心を込めて見送るために、適切な準備を進められるよう、ぜひご利用ください。
