家族葬でお悔やみの言葉を述べる際の伝え方と注意点
家族葬に参列、もしくは後日弔問に訪れる際、お悔やみの言葉を遺族に伝えます。家族葬は限られた人だけで行われる式ですから、長居などをせず簡潔にお悔やみを伝えるようにしましょう。
ここでは、お悔やみを伝える際に注意したいポイントについてまとめました。
家族葬でのお悔やみの伝え方
ここでは遺族にお悔やみを伝える手段を紹介します。
電話で伝える
電話でお悔やみを伝えるときは、タイミングに注意。喪主側から連絡がきたタイミングで伝えるのが理想的ですが、葬儀中は忙しいため電話がかかってこないケースが多いです。
こちらから電話をかける場合は葬儀が終わって数日経ってから、朝早く夜遅くになりすぎない時間帯に電話をかけましょう。
手紙・メールで伝える
手紙やメールは緊急性が低いのでお悔やみに最適ですが、簡素な文面だけでお悔やみに代えてしまうと失礼にあたる可能性も。
「取り急ぎの連絡」としてメールや手紙を送ったことを必ず文中に含み、後日弔問もしくは直接会ってお悔やみを伝える旨を伝えましょう。
弔電を送る
弔電は、遠方などで葬儀に出られない場合に送る電報です。メールや手紙よりもかしこまったものなので、故人と遺族への挨拶に代えられます。
都合により弔問ができない場合は、弔電と花などを合わせて送ると良いでしょう。ただし弔電辞退の連絡が入った場合は送付を控えましょう。
後日弔問する
後日弔問する場合は、事前に電話や手紙などでその旨を伝えるようにしましょう。弔問のタイミングとしては、葬儀から1週間後が目安です。
遺族の時間の都合を聞き、突然訪問することのないように注意を。
お悔やみを伝える際の注意点
次にお悔やみを伝える際の注意点を紹介します。
忌み言葉を避ける
お悔やみの言葉の中には、不適切とされる「忌み言葉」を含めないように要注意。
不幸が続くことを連想させる「次々」「続く」「ますます」「近々」や、状況に合わない「嬉しい」「喜び」のほか、宗教にそぐわない言葉「(キリスト教の場合)成仏・往生・南無」などを避けましょう。
短く簡潔に伝える
お悔やみは最低限の言葉だけ伝えましょう。余計な文言を入れると、忌み言葉を含んでしまう可能性があります。
死因などを訊ねない
故人を知っていると、つい死因や病状などを尋ねたくなるものですが、お悔やみの席ではNG。当日は簡潔なお悔やみだけを伝えるだけにとどめましょう。
マナーを守って故人の死を悼む
葬儀では故人の意向を汲みつつ、マナーを守ってお悔やみを伝えるようにします。
家族葬の場合最小限の人数で葬儀を行うので、遺族側は時間が少なく忙しい日々が続きます。余計な話をしたり、忙しいのに時間をとらせたりすることのないように要注意。
葬儀中はお悔やみのみで問題ありませんので、積もる話は葬儀が終わってから改めて行いましょう。